大事に飼育してきて、自分の家族とも言える犬が亡くなった時には、さぞ悲しいことかと思われます。
昨今は犬や猫といったようにペットの葬儀を行うことも珍しくありませんし、亡骸をそのままにするわけにもいきませんので出来る限り早めに葬儀の内容を決める方が良いとされています。
そこで本記事では、犬の葬儀は何日後に行うべきなのか、タイミングや葬式の方法等にかんする以下の疑問を解決します。
✅犬の葬儀は何日まで大丈夫なのか
✅遺体の安置方法
✅自治体か業者かの選択
これらの点を踏まえて、ペットとして犬を飼育していて亡くなった時にどういった形で葬儀を執り行えばよいか分からない方はぜひとも参考にしてみてください。
犬の葬儀・火葬は何日後に行うべきか
大切なペットが亡くなってしまった時、悲しい気持ちになってしまうのは分かりますが葬儀のことを考えなければいけません。
最近では、ペットも一般的な人の葬儀と同じように火葬を行って弔ってあげるというのが主流になりつつあります。
まずは、犬の葬儀及び火葬は何日後までに行うべきなのかについて解説します。
ペットの葬儀とは
ペットの葬儀は、飼い主がペットを尊重し愛情を込めて送り出すための儀式の一種です。人間と同じように、葬儀を開いてペットの死を悼むのが主な目的となっています。
葬儀式を行う場合、希望に応じて小さな儀式から大規模なセレモニーまでさまざまなスタイルがありますし、葬儀式には家族や友人が参加することができます。
思い出を共有したり、お亡くなりになったペットに感謝の意を表するのが目的です。
一昔前であれば、普通のゴミと同じようにペットの遺体をゴミ袋に入れて処分したり、小動物や小型の爬虫類を飼育していた場合には土に埋めるいわゆる土葬といった方式が採られていました。
しかし、ゴミ袋に詰めて処分するのはあまりにも情が無いという事、そして土葬に関しては遺体をそのまま埋めると腐敗臭や害虫のトラブルにつながりかねないという点が問題になりました。
こうした経緯から、自治体や業者等に依頼しての葬儀を開いたり、火葬を行う事が現代においては主流になりました。火葬では人のそれと同じように火葬炉を使い、高温の炎で遺体を燃やし天へと送り出す供養の形式になります。
ペットの葬儀・火葬は何日後までにするべきか
今回の本題である犬の葬儀及び火葬をいつまでに行えばよいかという話の前に、ペットが死亡した場合の遺体の変化について知っておくべきかと思われます。
ペットは死亡した直後から、人間と同様に腐敗が進行していきます。具体的な死後の体の腐敗としては以下の通りとなっています。
- 体が冷たくなり硬直する
- 内臓の腐敗が少しずつ進行
- ガスが充満し口や鼻から体液が噴出
死後は体内にある酸素の働きが停止してしまい、生前のような輝きは残念ながら失われてしまうのです。
こうした死後の遺体の進行があるために、犬の葬儀、火葬を行うまでの平均日数は2日程度であるとされています。
本当であれば、ペットの葬儀を執り行ったり火葬をするタイミングについて正解というものは存在していません。飼い主がペットを天へと見送ることが出来る心の準備ができたタイミングで行っても特段問題になる事はありません。
しかし、ペットの遺体を安全な状態で安置しておける日数というのは決まっています。
最大日数は季節によって変わっており、夏場は3日、冬場は5日程度までとされていて、しかも最適な環境が整っていればの話になります。
よって、安置できる日数というのは環境や季節によって左右されるところがあり、安置できる日数がより短くなってしまうケースも十分に考えられます。
亡くなってから数日でお別れしなければならないのは悲しいという気持ちも分からないではありませんが、出来る限り綺麗な状態で見送るためにも早めの葬儀を取り決めておくのをお勧めします。
犬の葬儀は何日後?遺体の安置方法
亡くなった犬も、葬儀・火葬が行われる当日までできる限り綺麗な状態で安置しておきたいと思うところでしょう。
正しい方法で遺体を安置しておけば、実際火葬するまで綺麗な形で見送りをすることができますので、何日後に火葬を行うか不明であったとしても最後のケアとして安置もしておくべきといえます。
基本的な遺体安置に使用するものとしては以下の物があります。
- ダンボールまたはペット用の棺
- ペットシーツまたはタオル
- 除菌シート
- コットンガーゼ
- 保冷剤またはドライアイス
1.棺を作る
まずは、ペットが入る大きさのある段ボールへペットシーツやタオルを敷いておきます。時間が経過すると体液が出てきますので、汚れてきたら交換するようにしましょう。
2.ペットを棺に納める
亡くなった犬の遺体を段ボールの仮の棺の中へと入れます。その際には、いつもペットが寝ていたときと同じ体勢に整えてあげるのが推奨されています。
死亡してから2時間から3時間程度が経過すると死後硬直が始まりますので、出来る限り棺に納め整えるのは早めにするべきといえるでしょう。
3.ペットちゃんを綺麗にする
除菌シートや固く絞った清潔な濡れタオルなどを使って、顔やお尻付近を中心に綺麗にしてあげます。
時間差で顔周りやお尻周りから体液が出てきますので、安置している場合にはガーゼを詰めたり定期的に汚れをチェックしてあげましょう。
4.冷やす
火葬を行う当日までの間は、出来る限り遺体を冷やしてあげましょう。保冷剤やドライアイスなどをタオルで包んで、遺体の周りに並べておくのが一般的な遺体の保冷方法です。
内臓が集まっている腹部であったり、頭部といった個所は重点的に冷やしてあげると腐敗の進行を抑えることができます。
保冷材を使う場合には、結露した時の水が遺体に付着するとそこから傷みやすくなっていってしまいますので、直接触れないように注意しましょう。
遺体の保冷をしての安置をする場合には、昨今はネットショップなどで安置セット等が販売されています。手厚く見送りたい方や、少しでも良い状態のままで送りたいという場合には使うという手もあるでしょう。
安置セットには、ドライアイスや安置用の棺、見送り用の布団などがセットになっており、中にはそのまま火葬に送り出すことができるよう作られているものもあります。
その場合であれば移し替えなどの手間も発生しませんのでより便利といえるでしょう。
安置をするのは遺体の腐敗を遅らせるという意味合いも強く「犬の火葬が何日後になるかわからない」「どうしても火葬までの間隔が空いてしまう」という場合には使ってみるのをお勧めします。
犬の葬儀は何日後?タイミングとパターン
犬が亡くなった際の葬儀・火葬を行う平均的な日数としては、2日程度であるとご紹介しました。しかしこれはあくまでも平均の日数であって、必ずしもこの日数内に収まるとは限りません。
犬の葬儀を執り行うタイミングに関しては、以下のモノが挙げられます。
- 亡くなった当日
- 亡くなった翌日
- 家族がそろうとき
- 業者と都合が合う時
まずは「亡くなった当日」になります。
犬が亡くなった当日にも葬儀を行う事は可能で、人間の場合であれば死後24時間以内までだと息を吹き返す可能性もあるためにその時間内の火葬は禁じられているのですが、ペットの場合にはその限りではないために当日火葬が可能です。
ただ、犬などのペットについても人間と同じように息を吹き返す可能性も無い訳ではありませんから、病院で死亡しているかを確認するのもおすすめします。
続いては「亡くなった翌日」です。
ペットが亡くなった翌日に火葬を依頼するパターンであり、一晩は亡くなった犬と一緒に過ごすことができます。
人間の場合でも遺族が葬儀会場に宿泊することができるように、一晩遺書にいることによって悲しさやパニックなどを落ち着かせることができます。
「家族がそろうとき」というのも犬の葬儀を行うタイミングの1つです。
夫婦や家族で犬を飼育されていた場合であれば、出来る限り家族がそろっている時に葬儀を行いたいと思われます。
全員でお見送りをする事によって後悔することなく犬を天国へと送ってあげられるでしょう。
もちろん、家族の都合を付けなくてはなりませんので日程の調整は必要ですが、合いそうであれば調整をしてみましょう。
「業者と都合が合う時」も挙げられます。
民間のペット等の火葬を行っている業者の場合には、年中いつであっても火葬を受け付けているところが多いとされていますので柔軟に対応してもらいやすいといえるでしょう。
自治体を利用する場合には平日に限定されることがほとんどで、早朝や寄るといった時間帯は難しいケースが多いです。
犬の葬儀は何日後にどこで行う?おすすめの葬儀業者もご紹介
犬が亡くなった場合、葬儀については大抵の場合数日以内に行われるというのがお分かりいただけたかと思われます。
では、実際に犬の葬儀、すなわち火葬を行う訳ですがどこに依頼するのか、という点が気になるでしょう。
ここからは犬の葬儀を行う先と、おすすめの葬儀業者についてもご紹介していきます。
犬の葬儀は何日後?自治体か業者どちらを選ぶのか
一般的に犬を含めたペットの火葬というのは、自治体または業者のどちらかを選択することになります。
自治体に依頼するケースでは、亡くなった犬などのペットを引き取って比較的安価な値段で火葬を行ってくれます。ですがこの場合には「一般廃棄物」という扱いになり、自治体によっては家庭ごみと同じ扱いで処分されてしまう事もあります。
よって供養という意味合いは薄めで、飼い主にとっては見送りの仕方として心残りが出てしまう可能性も否定できません。
これに対して、民間のペット火葬業者を利用した場合には骨を拾えたり、提供している墓に埋葬させてもらえるなど供養の意味合いを強く持たせた葬儀にしてくれます。
自治体の火葬とは異なり土日などであっても対応をしてくれますので、予定も合わせやすいでしょう。
ただし費用については内容が供養を手厚く行うものである分、自治体と比べても効果になることは覚えておきましょう。
犬の葬儀は何日後?葬儀の費用について
犬などのペットの葬儀費用については動物の重量によって左右される部分が大きいとされており、以下はその目安となります。
ペットの重さ | 費用 |
1~5キログラム(小型犬) | 15,000~25,000円 |
5~20キログラム(中型犬) | 20,000~40,000円 |
20~40キログラム(大型犬) | 35,000~60,000円 |
あくまでも目安の金額ではありますが、基本的には軽量な犬であるほど費用も安くなり、逆に大型になればなるほど高くなる傾向が見られます。
特に業者を利用する場合には重量による金額の前後が大きいかと思われますので、先に問い合わせをしておくのがおすすめです。
おすすめのペット葬儀業者をご紹介
引用:ペット葬儀110番
最後に、おすすめできる犬などのペットの葬儀を行ってくれる業者をご紹介します。おすすめなのは「ペット葬儀110番」です。
葬儀費用 | 8,500円~ |
最低価格のサービス内容 | 火葬代(出張費含む |
受付可能時間 | 24時間365日 |
最短到着時間 | 15分 |
プラン | 霊園供養・個別一任・家族立会 |
ペット110番では、亡くなったペットの遺体の引き取りから個別火葬まで対応しています。
ペット葬儀のプランについては最安で8,500円から請け負っており「霊園供養・個別一任・家族立会」の3つのプランから選ぶことができます。
近所の目が気にならないよう配慮されたセレモニーカーが自宅まで来てくれ、車に社名やロゴなども記載されていません。
金額に関しては亡くなったペットの体重によって設定をしており、追加料金等も発生することはありません。
北は北海道から南は沖縄まで全国各地の葬儀に対応していて、火葬のプロが丁寧な対応をし続けて顧客満足度98パーセントを記録しています。
ペットの葬儀をどこに任せるか悩んだときには、是非ともペット110番を利用してみてください。
「犬の葬儀は何日後に行う?タイミングや葬式の方法を徹底解説」まとめ
✅犬の葬儀は2日前後で行うのが平均的
✅数日間は遺体を安置しておくことができる
✅季節によって安置できる日数が異なる
✅葬儀は亡くなった当日~家族や業者の都合の日に合わせられる
✅火葬を行うのは自治体または火葬業者
✅自治体の方が安価だが業者は手厚く葬儀を行ってくれる
✅葬儀費用は亡くなった犬の体重によって決まる
✅「ペット葬儀110番」は最安8,500円からペット葬儀を実施
コメント