住宅ローンの審査で貯金額を聞かれる理由を知っていますか?
今回は、住宅ローンの審査で貯金額を聞かれる理由などについて詳しく解説します。
まずは、住宅ローンの審査で貯金額を聞かれる理由からみていきましょう。
すでに詳しい方は、改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
この記事で分かるポイント4つ
✅住宅ローンの審査で貯金額を聞かれる理由
✅住宅ローンに必要な貯金額を知る方法
✅住宅ローンと貯金の注意点
✅お得な住宅ローンを探したい方におすすめのサービス
住宅ローンの審査で貯金額を聞かれる理由
住宅ローンの審査で貯金額を聞かれる理由をいくつか紹介しますので参考にしてみて下さい。
借入金額と返済負担率が大きい場合
年収に対して融資額と償還負担率が高い場合、銀行からは預金残高の質問があることがあります。
償還負担率は、年収に占める償還額の比率であり、金融機関が融資を判断する上で重要な尺度になります。住宅金融支援機構のフラット35では、年収400万円未満なら償還負担率は30%以下、年収400万円以上なら35%以下が融資の基準です。
例えば、年収1,000万円で6,500万円の融資を受け、金利4%、償還期間35年の場合、償還負担率は約34%です。
35%に近い水準であることから、金融機関は融資判断の材料として預金残高を尋ねることがあります。
金融機関は融資額や償還負担率を基に本当に償還可能かを判断するために預金残高を問い合わせる可能性が高いです。
年収以外の返済能力を判断する場合
借入金額や返済負担率にかかわらず、預金残高の質問がある場合、それは年収や勤務条件だけでは評価できない返済能力を判断するための理由が考えられます。
年収に比べて預金残高が豊富であれば、審査が有利に進むこともあります。
逆に、年収に比べて預金残高が少ない場合は、審査で不利になることも考えられます。
住宅ローンの審査で貯金額を聞かれるのはなぜ?住宅ローンに必要な貯金額を知る方法
住宅ローンに必要な貯金額を知る方法をいくつか紹介します。
頭金や諸経費
住宅ローンを組むために必要な自己資金には、頭金と諸費用が含まれます。
頭金は住宅ローンの一部として購入代金の10%〜20%程度を賄う資金であり、諸費用は登記費用や火災保険料、仲介手数料など様々な費用の事です。
通常、一般的な住宅ローンで住宅を購入する場合は、頭金と諸費用を貯金から支払う必要があります。
頭金の割合は一般的に住宅価格の10%〜20%で、諸費用は建物の種類によって変動しますが、住宅価格の3%〜10%程度を支払うことが一般的です。
購入予定の住宅価格を基準にして、頭金と諸費用を十分な額で準備しておくことが重要です。
半年分の生活費が残るようにする
頭金と諸費用は、住宅ローンを組む際に支払う必要があるお金です。
住宅ローンを組む場合、重要なのは貯金額を考える際に、ローンを組んだ後に手元に残る金額です。
ローンを組むことで貯金が減少しますが、無理に頭金を増やすなどして、生活費が残らないような状態は避けるべきです。
住宅ローンを組んだ後に残すべき貯金額は、最低でも半年分の生活費を残すことがおすすめです。
頭金に貯金を充てた結果、将来的に生活に困らないよう、手元に一定の金額を残すことが大切です。
将来の出費も考慮して考える
将来5年以内に見込まれる出費がある場合は、それも考慮して手元に残すべき貯金額を計画することが重要です。
たとえば、出産費用や子どもの教育資金など、近い将来に予測されるイベントに備え、その金額も考慮しましょう。
将来の計画に備えて、予定される出費を洗い出し、試算することで、手元に残すべき金額がより明確になります。
住宅ローンの審査で貯金額を聞かれるのはなぜ?住宅ローンに必要な貯金額をシミュレーションをするとどうなる?
住宅ローンに必要な貯金額のシミュレーションをしました。
住宅価格が5,000万円の場合、頭金15%と諸費用5%から計算された1,000万円に、半年分の生活費250万円とライフイベントに備えた教育費用200万円を加えた結果、手元に残すべき貯金額は450万円です。
したがって、住宅ローンを組む際には、合計で1,450万円の貯金が必要となります。
住宅ローンの審査で貯金額を聞かれるのはなぜ?住宅ローンは貯金がなくても組める?
先ほどお伝えしたように、住宅を購入する際には頭金や諸費用が必要ですが、フルローンを利用することで貯金がなくても住宅を購入できます。
フルローンでは頭金を支払わず、住宅価格をすべて住宅ローンでまかなう返済方法です。
また、住宅ローンの諸費用も住宅ローンに組み込んで支払うことができる場合があります。
ただし、頭金や諸費用を支払わずにフルローンを組むと、返済の負担が大きくなるため、注意が必要です。
計画的に検討し、将来の返済能力を考慮した選択が重要です。
住宅ローンの審査で貯金額を聞かれるのはなぜ?住宅ローンと貯金の注意点
住宅ローンと貯金の注意点をいくつか紹介しますので参考にしてみて下さい。
嘘の申告をしない
住宅ローンの審査で貯金額を問われた場合、虚偽の申告は避けましょう。
後から申告した貯金額が実際と異なる場合、年収との比較で貯金が少ないと判明すると、審査で不利になる可能性があります。
どんな質問であっても、審査で信頼性を損ない、契約が成立しづらくなります。
計画的かつ正確な情報提供が、スムーズな審査および住宅ローンに繋がります。
貯金から返済しない
頭金の支払いや繰り上げ返済を含め、住宅ローンの返済に回すお金は、将来の急な資金ニーズに対応できなくなる可能性があります。
したがって、頭金の支払いを行ったり、繰り上げ返済を実施したりする際にも、必要な貯金額を確保することが重要です。
これにより、将来のトラブルや予期せぬ出費に備えつつ、住宅ローンの返済を進めることができます。
計画的な資金運用が安心な住宅ローンの返済につながります。
返済中も貯金できるようにする
住宅ローンの返済は、契約前はもちろん、返済中も余裕を持って行うことが重要です。
貯金を取り崩して返済する状態が続かないように、計画的かつ持続的な貯金が望ましいです。
返済中も貯金を積み立て、必要に応じて繰り上げ返済を検討できるような状態を維持することが、理想的な住宅ローンの返済スタイルといえます。
これにより、将来の不測の出費にも柔軟に対応でき、安心して返済を進めることができます。
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「住宅ローンの審査で貯金額を聞かれる理由」まとめ
✅住宅ローンの審査で貯金額を聞かれる理由について解説している
✅貯金額を聞かれる理由は、借入金額と返済負担率が大きい、年収以外の返済能力を判断するため
✅住宅ローンを組むために必要な自己資金には、頭金と諸費用が含まれる
✅頭金と諸費用は、住宅ローンを組む際に支払う必要があるお金
✅住宅ローンの審査で貯金額を問われた場合、虚偽の申告は避ける
✅貯金を取り崩して返済する状態が続かないように、計画的かつ持続的な貯金が望ましい
✅将来5年以内に見込まれる出費がある場合は、それも考慮して手元に残すべき貯金額を計画する
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