王様戦隊キングオージャーのOPが第三話から放送されるようになり、主題歌である「全力キング」も急速に有名になってきました。
今回はその「全力キング」では一体どのような内容が歌われているのか。実際に歌われている歌詞をもとに考察をしていきます。かっこいい表現が随所に披露されているので、もっとキングオージャーにハマること間違いなしでしょう!
キングオージャーのOP主題歌「全力キング」の歌詞
それではまず最初にキングオージャーのOP主題歌「全力キング」を聴いてみましょう。
王様戦隊キングオージャー OP
「全力キング」カッコよすぎ♪♪#王様戦隊キングオージャー #キングオージャー pic.twitter.com/00NhPHkApH
— ヨシタカ IN db🐄🦋 (@Ayaka_Yuzuki_01) March 19, 2023
全体の映像といい、テロップの入れ方といい、かっこいい要素がバリバリ詰まっています。
「全力キング」の曲調は極めてアップテンポで、それに歌詞が食い入るようにのってきます。そのため楽曲全体を通して非常にノリがいい仕上がりにできています。
曲の出足は非常にロックなギターリフで始まり、Aメロでは少し昔を感じさせるようなのメロディー をのせ、Bメロでは今流行りの歌い手さんなども使っているハイテンポなラップ調で攻め立てるような感じで、最後サビでは「King」の言葉を使いながらしっかりと聴かせる仕上がりになっています。
そのような全体的にガンガンくるような曲にはどんな歌詞がのっているのでしょうか。全体の歌詞は以下外部さいとより。
さて、それでは一部歌詞を抜粋しながらその歌詞の意味を考えていきましょう。
「全力キング」歌詞の考察①:Aメロ「ゲンザイ~」
全力キングの曲出だしの歌詞はこう始まっています。
この曲の1番の歌詞は、今ある現在から飛び出して新しい世界を創りだすということを歌っています。例えばギラくんが現在の王であるシュゴッダムのラクレス王に幻滅をし、自分が王になるという野望のまま生きていくようになったことなど。とにかく現在を変えて新しい未来を目指していく、そんな歌詞です。
そして曲の出だしが「ゲンザイに背を向けて 僕ら走る~」なのです。ゲンザイが「現在」ではなぜないのかというと、「地球」をチキューと表現しているのと同じだと考えられます。一見私たちが住んでいる「地球」はギラくんたちのいる「チキュー」と名前は同じでも、世界が全く違います。
そのため世界観を隔てさせるために、ギラくんたちのいる世界では「ゲンザイ」と表現して、私たちの現代社会と区別しているわけですね。
つまりゲンザイの国王社会にうんざりなギラくんたちが、新しい未来へ走っていく、そんな歌詞をここでは歌っているということが分かります。
「全力キング」歌詞の考察②:Aメロ「9九玉と逃げた 盤面の隅~」
次に1番2回目のAメロの出だしの部分です。「9九玉」という謎めいた表現がされていされていますが、ここはどのような意味を指しているのでしょうか。
「9九玉」の続く盤面という言葉でもわかる通り、これは将棋の盤を指しています。
盤面の隅っこに王が逃げ、兵隊が守る。この守備陣を将棋で「穴熊囲い」と呼びます。この「穴熊囲い」は非常に守備力が高く、一発で王手をして攻め入ることができない、まさに強固な守備になるのです。
つまり敵がどんなに強固な守備をとろうとも、起死回生のジャンプで敵陣に乗り込んで攻め入るぞ、という強い攻めの気持ちが表現されているのです。
「全力キング」歌詞の考察③:Aメロ「反逆者どもの子どもよ」
そして先ほどの穴熊囲いを破り、敵陣に攻め入るのが「反逆者どもの子ども」と表現されています。
「反逆」という言葉にぴったり重なるのがギラですよね。ラクレス王の反発をして自身でクワガタを呼び起こすわけですから。でもこの表現では「反逆者ども」という複数の対象を示す言葉が使われています。
つまり反逆者はギラだけではなく、その他4王国の王様たちをもさしているのではないかと考えられます。このことは、ゆくゆくはギラだけではなく残りの4人も、ラクレスと対峙して戦う日がやってくるということを予言しているのではないかと考えることができるわけです。
「全力キング」歌詞の考察③:Bメロのラップ部分
そしてハイテンポのBメロの部分では、比較的ストレートな言葉で言葉を並べています。
何回でも立ち上がって、それで鼓動もドキドキ興奮状態で!まだまだ足りない、失敗なんか何度したってかまわないから、何度でも立ち上がっていこうぜ。と非常に前向きな気持ちをドストレートに歌っています。
そしてサビ前の箇所では、「時代を壊して高い世界を」と明るい未来を創造していくという決意が表現されているのです。
「全力キング」歌詞の考察④:サビ/一切の退路を断つ 悲しみを支配する王者
そしてサビの最後の部分ではこのような表現がされています。
これはまさにこれから王様となるであろうギラのことを指した言葉であるといえるでしょう。
ギラが王様になるためには様々な痛みをともなうものである。そのためには一切の退路を断つ勇気が必要であり、様々な悲しみをも受け入れそれを支配する必要がある。
まさに本当の王様としての資質というものを歌っているのです。
心優しきギラの王様になるためのステップロードを、強い決意を込めて歌い上げている、それが全力キングなのですね。
まとめ
今回は王様戦隊キングオージャーのOP主題歌である「全力キング」の歌詞の内容を考察してみましたが、いかがでしたでしょうか。
曲調は今風のハイテンポサウンド、そしてそれに渦を巻くかのようにかっこいい歌詞が乗り込んできます。全体としてはやはりギラの王様になるためのストーリーが描かれた内容になっていると感じましたが、その道は一筋縄ではいかなく様々な悲しみでさえ乗り越えていかなければならないというリアルを表現しています。
映像と相まってとにかくめちゃくちゃかっこいい楽曲!何回でも聞きたくなりますね。
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