一軒家のシロアリ駆除の値段はいくら？相場や値段を抑える方法を徹底解説

家にシロアリが発生した場合、ほとんどは駆除業者を頼って駆除をしてもらうという流れが一般的となっています。しかし、実際に依頼をするうえで一番に問題になってくるのはやはり費用でしょう。一軒家の場合、どの程度費用が発生するかを事前に知っておくのも大切です。

そこで本記事では、一軒家のシロアリ駆除の値段に関する以下の疑問を解決します。

✅一軒家のシロアリ駆除の費用相場

✅一軒家のシロアリ駆除で値段が決まるポイント

✅駆除費用を安く抑える方法

これから家のシロアリ駆除を依頼しようとしていて費用が気になる方、費用を抑えるためにはどうすればよいか知りたい方は是非とも本記事を参考にしてみてください。

一軒家のシロアリ駆除の値段はいくら？相場や値段のポイント

一戸建ての家にシロアリが発生すると、当然ながら大きな被害を及ぼします。木材を食べて家の基礎構造をボロボロにしてしまいますので、早急な対処が必要です。

まずは一軒家のシロアリ駆除の値段や、値段が決まるポイントなどについて解説しましょう。

一軒家のシロアリ駆除の値段はいくら？費用相場について

早速一軒家でシロアリ駆除を業者に依頼した場合の値段相場がどの程度になるかをご紹介しましょう。

上記の表は主要なシロアリ駆除を行っている業者の広さごとの費用相場になります。

およそ30坪の一軒家の場合、シロアリ駆除には9万円から30万円ほどの費用がかかります。

個人経営などの小規模業者の料金は9万円から20万円、全国展開の大規模業者は20万円から30万円が相場となっています。

1㎡あたりで換算すると、約3,000円前後の業者が多くなっていて、一軒家の坪数としては20坪から30坪程度のところが多いのでやはり30万円前後まではかかってくると想定されます。

もちろん、40坪、50坪と家の面積が大きくなるほど費用もかさみます。

一軒家のシロアリ駆除の値段は工法によって変わる

後述するシロアリ駆除の値段を決めるポイントにも関わってきますが、シロアリ駆除を行う場合において値段というのは採られる工法によっても違う部分があるのです。

主に2つの工法があり、それがベイト工法とバリア工法です。

ベイト工法とは、ベイト剤と呼ばれる毒エサを建物の周囲に埋める工法になります。

エサを仲間に分け与えるというシロアリの習性を利用し、毒エサを巣全体に行き渡らせることでシロアリの巣そのものを除します。

費用相場は30坪で25万円程度でバリア工法よりも高くなりますが、人体や環境に優しい工法です。駆除費用単価相場は以下の通りです。

効果が出始めるまでに数か月〜半年ほどの時間を要しますので、まだシロアリを目撃していないが被害を未然に防ぎたいという場合におすすめです。

建物に穴を開けることはありませんが、基礎の部分に穴を開ける場合があること、1年に1回程度の定期点検が必要になることに注意する必要があります。

ベイト工法では家の外周に毒餌を設置していくため、料金単価が長さで設定されています。

戸建ての外周を40mとすると、料金総額の相場は12万円から32万円ほどという計算になります。さらに、定期点検時には餌の補充などを行なうため管理料金がかかります。

そしてバリア工法も、代表的なシロアリ駆除の工法の1つです。

床下などの被害箇所に直接薬剤を散布して駆除を行う方式となっていて、即効性があり予防効果も高いためシロアリ被害が既に確認されている場合の駆除と予防を同時に行う方法としておすすめです。

効果は施工を行ってから約5年間程持続し、費用相場は30坪で15〜20万円程度とベイト工法に比べ安い値段で行えることがメリットです。以下は費用単価相場です。

薬剤の匂いやアレルギーが心配な方はベイト工法やテクノガード工法をおすすめします。また、建物の構造や被害状況によっては壁や床に穴を開けて散布するケースもあります。

バリア工法は、薬剤を散布する面積によって料金が変わります。坪ではなく㎡で単価を設定している業者もあるため、見積もりを見る際は単位に注意する必要があるでしょう。

5年ほど効果が持続するとご紹介しましたが、バリア工法ではシロアリを駆除・忌避する薬剤を使用するため、駆除作業を行うことで完全に完了した後の予防効果も期待できます。

予防のみを依頼する場合の料金は、駆除の料金とほぼ同額と考えて良いです。ただし、予防のみの方が念入りな調査等が必要ない分、業者によってはやや安く料金を設定している場合もあります。

そしてこの主要2つの他にももう1つ工法が存在しており、それがテクノガード工法と呼ばれるものです。

床下に薬剤を直接撒く方法でシロアリ駆除を行うもので、薬剤には水性アクリル系樹脂でできているものを使用し散布から数か月で土壌が硬化します。

この薬剤には防湿効果があり、シロアリの駆除・侵入の防止に加えてカビや腐朽も予防することができます。

費用は30坪で100万円程度になることもありベイト工法やバリア工法と比較しても最も高額になりますが、効果が高いこと、安全性が高く匂いや人体への影響も少ないこと、防湿工事も兼ねていることがメリットです。

一軒家のシロアリ駆除の値段が決まるポイント

この様に、シロアリ駆除を行う場合には工法によっても金額が異なる部分はありますが、それ以外の様々な要素でも総額費用は違ってきます。よくある点としては以下が挙げられます。

1. シロアリの種類がイエシロアリ、アメリカカンザイシロアリだった場合
2. 業者による違い
3. 追加工事が必要な被害状況、構造だった場合

まずは「シロアリの種類がイエシロアリ、アメリカカンザイシロアリだった場合」です。

日本国内のシロアリ被害は、「ヤマトシロアリ」や「イエシロアリ」によるものが多いです。最も被害事例が多いのは日本全国に広く生息しているヤマトシロアリで、一般的な費用相場で駆除することが可能です。

主に西日本に生息するイエシロアリはヤマトシロアリよりも集団の規模が大きく、被害も大きくなりやすいため、費用が少し割高になることもあるかもしれません。

注意が必要なのは、外来種である「アメリカカンザイシロアリ」による被害です。

主に関東以南の温暖な地域に生息する「アメリカカンザイシロアリ」の駆除の場合、追加料金が発生する可能性があります。

アメリカカンザイシロアリの駆除料金が高くなってしまう理由は「被害が大きい・見つけにくい・駆除が難しい」といったものが挙げられます。

その特性故に複数回の処置が必要になるケースも多く、相場以上の料金になる可能性が非常に高いでしょう。

続いては「業者による違い」です。

シロアリ駆除・予防にかかる費用は、大手企業よりも中小企業の方が安い傾向にあります。しかし、費用以外にもメリット・デメリットとなるポイントがあるので、よく吟味して選ぶ必要があるでしょう。

例えば大手上場企業やJA系（農協）業者に依頼をした場合、事業規模が大きく施工数も多いため実績があります。

施工の質も統一されており、保証やアフターケアなどサービス面も充実していて信頼度が高いですが、費用は高めになる傾向にあります。また、価格や施工内容が明確に設定されている場合が多いです。

対して地元の地域密着型の企業に依頼した場合、大手企業やJA系よりは価格が低い傾向にあります。

被害状況や建物の構造など、それぞれのケースに合わせて施工内容や金額を細かく設定してくれることが多いのが特徴です。地域のシロアリ駆除を専門的に行っているとも言えますので、シロアリ被害に関するその地域ならではの事情などにも精通していることが多いです。

そして「追加工事が必要な被害状況、構造だった場合」も費用が加わります。

建物の構造や被害の程度によってはメインとなるシロアリ駆除以外に追加工事が必要となる場合があります。

よくあるのが、建物の構造上点検ができず、新設や拡張が必要なケースです。

シロアリ駆除や調査は、床下や天井など建物の内部に入って行われます。そのため点検口の場所や大きさによって作業難易度が変わる可能性があるのです。

確実に追加料金がかかってしまうのが、床下点検口を新設・拡張しなくてはいけない場合です。点検口の設置工事には、1カ所あたり2万円から3万円程度の費用がかかります。

建物の構造によっても作業のしやすさは変わるため、明らかに作業時間がかかりそうな構造の場合は追加料金が発生するケースもあります。

他にも、既にシロアリの被害が大きく木材の交換が必要になっている場合も費用がかかります。

シロアリの被害が深刻で木材の交換や大工工事が必要な場合は、材料費・廃材処分費・作業費などが追加でかかり値段が上がることがあります。

追加費用は被害の規模によって大きく異なってくるため、事前に見積もりをもらってチェックしてもらいましょう。

一軒家のシロアリ駆除の値段を押さえる方法は？おすすめの業者はどこ？

シロアリ駆除を依頼する場合、どんな方法を取るにしても少なくない費用が発生するのは事実です。

ここからは、一軒家のシロアリ駆除の値段を押さえる方法や、おすすめの駆除業者をご紹介します。

一軒家のシロアリ駆除の値段を押さえる方法

一軒家のシロアリ駆除の値段を抑えるための方法としては以下が挙げられます。

• 複数社の見積もりを取る
• 地域で活躍する個人事業主や小規模業者を選ぶ

まずは「複数社の見積もりを取る」です。

シロアリ駆除費用を少しでも安くするためには、業者の選び方を工夫することが非常に重要となってきます。

というのも、シロアリによる被害は建物の倒壊を招きかねない程に危険性が高く、工事箇所や内容を減らして節約するという選択肢が取れないからです。

業者を利用する際、少しでも費用を抑えたいのならば複数業者から見積もりを取ることを強くお勧めします。1社だけの見積もりでは金額が高いのか分からなくても、2社以上の見積もりを見ることでどちらか安いか、高いかの比較ができるからです。

また、悪徳業者を見極めるための手段にもなっています。具体的に見たいポイントは以下です。

• 内訳内容が詳細に記載されているか
• 工事内容や材料の単位に「一式」の文言が多用されていないか
• 不明点の質問に詳細に答えてもらえるか
• 相場と比較して大きな金額のズレがないか
• 安い見積もりを提示し、契約を急かしてこないか

このほかにも、土日祝日などの休日料金が上乗せされることはないか、見積もりの時点で全額を表示してくれるかなども見ておきたいところです。

もう1つの「地域の個人事業主や小規模業者を選ぶ」というのも費用を抑えるための方法です。

ダスキン、JAをはじめとするいわゆる大規模な大手業者の場合、品質や安心感などがある一方で価格が比較的高くなっている傾向にあります。

その点、小規模業者や個人事業主に駆除を依頼すると、30坪の一軒家だと大規模業者と比較して10万円近く安くなる可能性があります。

ただし小規模業者には、業者によって技術力にばらつきがあるという注意点もあります。「しろあり防除施工士」の資格を保有しているかなど、技術と経験のあるところかどうかを見極めることも大切です。

一軒家のシロアリ駆除は値段が安いキャッツがおすすめ！

引用：キャッツ

最後に、おすすめできるシロアリ駆除業者をご紹介しましょう。おすすめするのは「キャッツ」になります。

キャッツでは、人と住まいの健康と快適さを守るために、シロアリ、湿気、防腐・防カビなどのサービスを提供しています。

キャッツは業界最安級の880円から依頼可能なので、安さに拘りたい人におすすめの業者となっています。

さらに、創業48年という老舗で23万件超の施工実績があるため、安すぎると逆に不安になるという人でも安心して依頼ができるでしょう。

事前調査も電話から無料で受け付け、定期点検も年1回無料で実施していますので、シロアリ業者を選ぶ際には是非ともキャッツを利用してみてください。

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「一軒家のシロアリ駆除の値段はいくら？相場や値段を抑える方法を徹底解説」まとめ

✅一軒家のシロアリ駆除費用は10~30万円前後

✅駆除費用は工法によって値段が異なる

✅駆除するシロアリの種類によって費用が高くなる

✅一軒家で追加工事が必要な場合も費用が追加される

✅シロアリ駆除の業者ごとで費用が異なる

✅値段を抑えるためには相見積もりを取るのが大切

✅地域の小規模業者を選択するのも値段を抑えるコツ

✅「キャッツ」は業界最安値で20万件以上の駆除実績