シロアリが、庭の植木鉢やプランター、家庭菜園の土の中に巣を作っていて困った経験はありませんか?
シロアリの姿が見えると、「地下に巣を作っているんじゃないの?」「鉢やプランターの土は捨てたけど、この対処法で大丈夫?」と色々心配になるでしょう。
そこで、植木鉢にシロアリが発生する事に関する以下の疑問に関してお答えします。
✅植木鉢にシロアリが出るのは何で?
✅どうやって駆除すればいいの?
✅シロアリ駆除のおすすめ業者は?
現在進行形でシロアリが植木鉢まで侵食しているケースや、シロアリ予防などで気になっている方は今回の記事を参考にしてみてください。
【なぜシロアリ駆除が必要に?】植木鉢に発生する理由
庭に置いてある植木鉢やプランターを動かそうとしたら、その下にシロアリが湧いていることはケースとしてあり得る話です。
また、家庭菜園の土の中にもシロアリが混じっていて驚いたという人もいます。
そこでまずは、なぜシロアリが植木鉢やプランターなどに発生するのか、その原因などについて解説します。
植木鉢でシロアリ駆除を行わなければならない理由とは
まず、「どうしてシロアリが土の中にいたのか」原因が気になっている人が大方なのではないかと思われます。
シロアリを駆除したとしても、シロアリがいた原因がわからなければ再発してしまうリスクが増加します。
そこで最初は、シロアリが植木鉢・プランター・家庭菜園の土の中にいる原因についてご紹介していきましょう。
最大の理由として挙げられるのが「枯れ木を狙って侵入している」というものです。
森の中で倒れている木や庭の切り株などにシロアリが群がっているように、シロアリは枯れ木を餌として栄養を摂っています。
植木鉢などに木を植えているのであれば、その木を餌として狙ってくることもありますが、実は木を植えていなくてもシロアリが寄ってきて発生している、といったことはあります。
枯れ木というのは当然植木鉢などの中に入っているのではなく、土の中に枯れ木が混じっているものです。
土に栄養を与えるために、堆肥を土に混ぜることがあるかと思われます。この堆肥の中に、発酵が不完全で分解されていない枯れ木などが混じっているとシロアリが寄ってくるようになります。
また、植木鉢に盆栽や果樹を植えている、木製のプランターを使っている、家庭菜園でウッドチップやバークチップを使っているといった状況もシロアリが寄ってきやすくなるので、注意しましょう。
実際に植木鉢でシロアリ駆除が必要になった事例
ここで、実際に植木鉢にシロアリが発生しており、駆除業者が対応をした事例をご紹介しましょう。
相談の内容としては「一週間ばかり留守をしていたら、2階に置いてあった植木鉢からシロアリが出てきて床を食べた」というものです。
基本的にシロアリは地中から発生するものですから、相談する内容としては1階の床から出てきた、というものが多い中で、2階から発生したのは非常に珍しいケースだったようです。
2階の被害が発生した箇所にはプラスチック製で鉢植えの水受けが置いてあったらしく、床表面に食べられた痕跡がありました。そして、床にある穴に入っていったそうです。
問題の鉢植えは玄関前の土間の上に置かれていましたが、陶器の鉢をプラスチックの水受けからどかしたら、シロアリが20匹ほど蠢いているのが確認されました。
通常シロアリは1階床下から木材を加害、つまり食べながら上に登ってきます。しかし今回挙げているケースの被害の場所は2階の床です。
1階はコンクリート造で床下もない住宅ですし、雨漏れのある2階の外壁も確認できなかったという事から、この事例の被害は本当に植木鉢という小さな内容積に居たシロアリが出てきて食べたということなのではないか、と考えられるようなケースなのです。
しかし、経験豊富な業者の目からしても「このシロアリはどこからやってきたのか」と困惑するようなものだったらしく、依頼者曰く土は園芸用品店で購入したとのことで買った土にシロアリが入っていた可能性もあるのではないか、と見ています。
この事例は業者をしてレアな現場だったといえるものであり、今回の事例の場合は市販の殺虫剤を噴霧して、後日非破壊検査器で生存を確認してみることにしたようです。
実は植木鉢はシロアリ駆除の対策になる!?
こういった実際の事例もあって、植木鉢1つとってもシロアリ被害が発生しかねないという事から、注意しなければならないのは事実です。
ただ、実は植木鉢は使い方を工夫することによってシロアリをおびき寄せたり被害を発生させるのとは逆で、対策として使うことができるのです。
シロアリには特定の植物や木材を忌避する傾向があります。シロアリが嫌う植物や木材は次のうちいずれか、もしくは両方の性質を持つのが特徴です。
- シロアリが食べにくい木質
- 忌避する香りや成分
1つ目は「シロアリが食べにくい木質」であることです。
簡単に食べられないような木質をしていると、寄ってこないと言われています。
硬い木材はシロアリがかじってもボロボロにするまで時間がかかるため、食害が進みにくい傾向があります。一方で、住宅建材にも多用されるマツのようなやわらかい木材はシロアリの好物です。
また、シロアリは木に含まれる水分を辿って移動し食害していくため、水分含有量の少ない木材や耐水性の高い木材、あるいは乾いており湿気の少ない木の方がシロアリは寄りつきにくくなります。
特に水を運べないヤマトシロアリなどの種類はその傾向が強いとされています。ただし、イエシロアリは水を運べるため乾いた木でも問題がなく、アメリカカンザイシロアリのようにもともと乾いた木を好む種類もいます。
続いて「忌避する香りや成分」のものです。
シロアリの苦手な香りもしくはシロアリに有効な防虫成分が含まれていると、寄り付かなくなるとされています。
よく着物を収納するときに桐のたんすを使用しますが、これは桐に防虫成分が含まれているからです。同じように、シロアリが苦手な香りや成分の含有量が多い木や植物はシロアリが寄りつきにくくなります。
ただし、同じ木でも外側部分である辺材と中心部分にあたる心材のどちらを使うかによって食害のされやすさが変わります。
一般的に木の中心に近い方が防虫成分の含有量が多く、また木質自体が固くなる傾向にあるため食害されにくくなります。
では、実際にシロアリが嫌う成分を含む植物には何があるのでしょうか。おもに家庭菜園や庭木など自宅でも育てられる植物や、アロマオイルなどで入手しやすいものを中心にピックアップして解説します。
- ハッカ
- シナモン
虫よけハーブとしても有名なハッカはシロアリに対しても忌避効果があります。「メントール」という清涼感のある香りの成分は、シロアリをはじめさまざまな昆虫が苦手とするものです。
ハッカは自宅で種や苗から手軽に育てることができ、かつ繁殖力が強いため初心者でも比較的育てやすい植物です。
なお、日本名ではハッカと呼びますが英語名はミントと呼びます。シソ科ハッカ属の植物の総称がミントであり、ハッカはその中の1つです。
ただし、一般的に販売されているミントと表示されているものに比べると、ハッカの方がメントールの含有量が多いためシロアリ対策に向いています。
シロアリ対策として利用する場合、家の周囲に植木鉢を置き育てるのがよいでしょう。あるいは直接育てるのではなく、精油と精製水を購入して混ぜハッカ油を作って虫よけスプレーとして撒くのもおすすめです。
もう1つ、料理に使用することも多いシナモンの香りもシロアリが苦手とします。
シナモンには「オイゲノール」や「シナムアルデヒド」といった防虫成分が含まれているのが特徴となっていて、これがシロアリ他虫類に効果的なのです。
実際に、有効成分としてシナモンを配合したシロアリ用の忌避・殺虫スプレーもあり日本でも活用されています。観葉植物として自宅で育てることも可能で、艶やかな葉を持ち高さもあるので見栄えがするでしょう。
なお、シナモンはクスノキ科の植物で、クスノキにもまた防虫剤としてもよく使われる「樟脳(しょうのう)」という成分が含まれています。クスノキは学校や神社、公園などに植えられ大きく成長するので、日本国内でも知らず目にしている機会も多い植物です。
【どうする?】植木鉢に発生した時のシロアリ駆除・対策とおすすめ業者
家にとっては間違いなく有害なシロアリですが、自然環境の中では倒れて日光などを遮り、土地を腐らせて問題になる「倒木・枯死した木」を植物の栄養に分解するという益虫の役目をもっています。
植木鉢やプランター、家庭菜園に出たときも、木などの植物を作っている成分であるセルロースを分解して土に栄養を与えている状態といえます。
とはいえ、放置しておくと蟻道を伸ばして基礎の隙間から床下に侵入してくる心配もありますから、以前として住宅にとっての害虫であることに変わりありません。
そのため、植木鉢やプランター、家庭菜園などそれぞれでできるシロアリの防除・駆除方法を紹介していきます。
植木鉢に発生した時のシロアリ駆除・防止方法
では、シロアリが発生した際の駆除と予防のための方法を解説します。
- 植木鉢やプランターは外壁から離して置く
- 木製のプランターならシロアリ防除がされているものを選ぶ
- 家庭菜園もしているなら専用の農薬で駆除・防除
まず「植木鉢やプランターは外壁から離して置く」になります。
植木鉢やプランターを、外壁に面して設置していないでしょうか?
家の外壁の下側には、床下に溜まった水気を抜いたり換気する目的で、水抜き穴などの隙間が空いています。その隙間の前に植木鉢やプランターを置いていると、床下の換気ができなくて湿気がこもりやすくなります。
そうなると、湿った場所や木材を好んでいるシロアリが隙間から家の床下に入ってくることがあります。また、植木鉢やプランターを置くことでシロアリが作る蟻道に気づくのが遅れてしまうということもあります。
そのため、植木鉢やプランターを置くときは外壁から離して置くようにしましょう。
もしもシロアリが植木鉢やプランターに湧いてしまったのであれば、土と植えている植物を捨てるのがおすすめです。
残念ですが、植物の根っこが食害に遭っていると、農薬を撒いてシロアリを駆除できても根から栄養がとれなくて枯れてしまうことがあります。
そのため、専用の農薬を撒いて駆除しても良いですが、手間や農薬の費用を考えると土を買い替えて新しい植物を植えなおすのが一番楽で費用がかからない方法です。
続いて「木製のプランターならシロアリ防除がされているものを選ぶ」です。
プランターというとプラスチックのプランターが一般的ですが、見た目もおしゃれな「木製プランター」を使いたいという人もいることでしょう。
ただ、木製プランターを使うときは「シロアリ防除」の処理・加工がされているものを選ぶようにするべきです。何も防除処理などがされていない木製プランターだと、雨が降った翌日などにプランターにシロアリが湧きやすくなります。
また、防除処理・加工がされているものでも、しっかりプランターの下側、木の表と裏と側面すべてにシロアリ防除の処理がされているか確認しておいた方が安心です。
加えて、木製プランターを使っている人は、外側だけでなく「プランターの内側」も定期的にシロアリが湧いていないかチェックしておきましょう。
パッと見はシロアリがまったくいないように見えても、プランターの土を掘り返したらシロアリがくっついていたということがあるので注意が必要です。
「家庭菜園もしているなら専用の農薬で駆除・防除」をするようにしましょう。
家庭菜園で庭やベランダに畑を作っていて、そこにシロアリが湧いてしまったときは専用の農薬を使って駆除・防除します。
「無農薬栽培をしている」という人は農薬を使いたくない科と思われます。しかし、虫が湧いてしまったら無農薬での対処は専門農家でも困難です。
無農薬栽培で何度も失敗しているという人は、育てる作物、日当たりや土の質などの環境、日々の手入れ方法、虫の防除方法などを一から見直してみるといいかもしれません。
植木鉢のシロアリ駆除おすすめ業者「キャッツ」
引用:キャッツ
もしシロアリ駆除を依頼するなら「キャッツ」がおすすめです。
1㎡当たりの単価 | 880円~(業界最安値) |
事前調査 | 無料 |
電話番号 | 0120-958-499 |
定期点検 | 年1回無料で実施 |
アフターサービス | 5年保証 |
キャッツでは、1㎡あたり880円から、シロアリ駆除・予防工事をすることができます。
積算資料ポケット版 リフォーム編2023によると、一般的なシロアリ予防・駆除の金額は、1㎡あたり約2,300円程度なので、キャッツのリーズナブルさが分かります。
一般的な1階の床面積が30坪(約100㎡)程度の住宅の場合、10万円以上の差が出ることが分かります。
創業48年目で、累計の施工実績も23万軒と多くの実績を重ねている駆除業者でもあります。
見積り前の現地調査でも、調査結果を画像や動画を使いながら丁寧に説明してくれますので非常におすすめできる業者であるといえます。
「【危ない!?】植木鉢のシロアリ駆除が必要になる原因や対処法を徹底解説」まとめ
✅植木鉢からもシロアリが発生することがある
✅地中の枯れ葉から植木鉢に侵入してくる
✅堆肥を地面に混ぜた時にシロアリが寄ってくる事もある
✅2階の植木鉢からシロアリが発生した事例もあり
✅嫌がるにおいや木質の植物なら植木鉢が対策になる
✅外壁から離して植木鉢を置くのが対策になる
✅木製プランターならシロアリ駆除用・家庭菜園なら農薬を
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